無垢材と合板の話

2021一本の原木から角材や板を必要寸法に切り出したものを無垢材と呼びます。それに対して、木の破片や薄い板を集め、接着材で貼り付け大きな寸法の部材と

したものを木質材料と呼びます。主な種類として集成材、合板(ベニヤなど)、LVL、パーティクルボードなどがあります。生木には樹脂にもよるが、一般に

300%の含水率があり、木材として出荷する際、多くは天然乾燥、人工乾燥を行い、含水率を20%前後にして建築材料として用いられます。十分に乾燥されて

いない材は重く、腐りやすく、収縮・変形し、強度も乾燥材に比べて小さくなります。乾燥された木材も湿度の高い環境に置くと含水率は上昇し、逆に湿度の低

い所では吸い込んだ湿気を空気中に戻します。このように一定の湿度を保とうとする無垢材の吸放出性のことを「木は呼吸する」と言っています。例えば内装に木

を多く使用した部屋であると、大体1日を通して約50%前後の湿度を維持します。夏の高温多湿、冬の乾燥する日本の気候に適している材料だといえます。

また50%程度の適度な湿度ですと、空気中の浮遊菌が激減します。木を使うことによって、健康な暮らしをつくりだすことができます。しかし無垢材はこの湿気を

吸放出することによって収縮・膨張します。そしてこの膨張・収縮によって、隙間や割れ、反りや歪みを生じます。

 

このことを嫌い、反りや割れがとが生じにくい合板を現代では多く使うようになりました。

合板は異なる繊維方向の薄板を貼り合わせ、また接着材でがっちり貼り合わせるため動きが生じにくいです。

しかし、その接着材により透湿抵抗が大きくなり、木はほとんど呼吸ができなくなります。

 

 

ましてその接着材からホルムアルデヒドが放散されシックハウス症候群の原因となっております。近年はホルムアルデヒド放散量基準値がF☆☆☆☆以下の

ものでないと、ほとんど使用できないようにはなりましたが、健康な住まいを考えているのであれば、合板の使用は考える必要があるでしょう。この様な建材

に使用される化学物質について、行政の基準が有りますが、実際に建材に使用されている化学物質は数え切れないほど存在し、国の基準と実際、身体に

影響のある物質との間には、多くの開きが有るようです。

 

無垢材は優れた断熱性を示し、触れた際には、優しい感触と共に、ほんのりとした暖かさを感じますが、

それに比べフローリング等の合板に関しては、表面を0.2mm程の薄い無垢板を張ってあるだけであり、

さらに上から硬化材を塗ってあるので、木の温かみは乏しく、触ると冷たい感触がいたします。

合板は、接着剤でもっている様なもので、熱が伝わりやすく、冷めやすいのです。

(※※ 夏場にジメジメし、冬場に底冷えするのはこのせいです)

 

 

 

また日照や温湿度などさまざま要因によって材も経年劣化してくるのですが、無垢材は日照によって多少色が変わりますが、年月が経つにつれて、風格が増して

きます。合板の場合ですと、木を貼り合わせている接着剤が経年劣化し、さらに湿気を含むと貼り合わせてあった木が剥がれ、表面の薄板が剥がれてきます。

合板は新築の頃は塗装が美しく、新しい感じがして見栄えが良く、比較的安価ですが、健康面・耐久性は期待できないので、消耗品と考え、10年程度で張

替えを考えているのであれば、合板を選択しても良いと思いますが、実際は不可能に近いです。もし、木の味わいを求め、同じ床材を長く使い続けていきたいと

考えているのであれば無垢材をおすすめいたします。無垢材は傷ができても、研磨すれば、再び新品同様の美しさが蘇ります。これからも、無垢材を使用し、

ワイズでは、湘南の風土に合う、建築を創造していきます。

 


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