構造材と同じく、西川の杉材で造った木製建具を設置していきます。この木製サッシは、飛散防止ガラス入で、本体がかさばらないように、特注で製作した、

とてもスリムなペアガラスが入っています。よって建具本体の厚みも36mmと通常の木製建具と比べても、非常にスリムで、且つ、機能性も兼ね備えています。

機密性を高めるために、色々な工夫を施していますので、強風時でも、ガタガタ音がしたり、隙間風が入る事もありません。むしろ、後になって、部品の調達や

取り替え時に大掛かりになってしまう、アルミサッシより、加工が容易な木製建具の方が、長い目で見ると、経済的なのかも知れません。

無垢材なので、当初のうちは湿度などに影響され、多少の反りなどは生じますが、調整で簡単になおせます。今回の入口の引き戸は、やはり特注で製作した、

厚さ30mmの無垢材で造っています。重量感もあり、断熱性も高い建具になっています。工事中に、台風の様な強風時がありましたが、バタつくどころか、

音ひとつしない程、安定感がありましたが。見栄えも良く、高級感があって、良い出来です。

 
内部には、少しモダンなデザインにした、障子を設置しました。網戸は、ステンレス網を張ってあります。最近はカーテンやブラインドが多いですが、日本に古来

からある、障子でも純和風では無く、モダンに魅せる事も可能です。

これからもワイズは、湘南の建築を創造していきます