“漆喰竈”について

 

≪漆喰竈とは≫

 

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この漆喰かまどと相性が良いのは、南部鉄器の工法で作った鋳物かまど。これは分厚い金属製の蓋付きの鍋のうち炭火にのせられるよう作られた日本に古くから伝わる鍋です。

一合炊の場合、固形燃料1個でご飯が美味しく炊けます。かまどは火加減が最も重要です。ただそのまま炊いても高温になりおいしく炊けません。

空気の量を調整するため焚口の大きさを小さくし かまど上部に空気穴を4か所つけることでふっくら炊ける最適の火加減を作ることが出来ました。

かまどは、三州瓦の本いぶし8寸平瓦に 土と砂と藁でできた日干しレンガを積んで下地を構成しています。

仕上げには厳選した海藻を炊いた糊と最高級の塩焼き石灰 厳選した麻スサを練り合わせて1か月以上寝かせた本漆喰を使っています。

京練という技法で砂灰を塗り本漆喰と水捏ね漆喰を合わせたものを5mmの厚みで塗り、約5時間をかけ丁寧に鏝でこなして本焼き鏝にて仕上げています。

左官屋さんでもこの程度まで仕上げることのできる左官職人は多くいません。この角度の違う大きな丸面が重なるところが左官職人の腕の見せ所です。

内部にも漆喰を塗っているので火を入れるとまるで雪国のかまくらのような感じできれいですよ。少し照明を落として楽しんでみてください。

 

 漆喰かまど販売ページ


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