羊毛系断熱材 Y’sの家づくり【9】 木摺+漆喰の家 

新築や増改築をご検討の方々の関心事のひとつである断熱材の話です。弊社では主に【羊毛系の断熱材】を使用しています!何故か?勿論、理由がありますので順を追って説明をさせ

て頂きます。

断熱の原理とは?熱移動の三原則!この3つ以外に熱が伝わる方法はありません。

●物質を伝わって熱が移動するのが『伝導』

湯沸ポットの底は熱伝導率が高い銅やアルミなどで出来ている為、レンジの熱が金属を伝わって水の中の水に熱を伝えています。

●空気や水が移動する事で熱を伝える『対流』

湯船を想像して下さい。浴槽で湯を焚くと熱せられると中の温かい水が上昇します。冷たい水より温められた水の方が軽いからです。これによって対流がおこり次から次へと水が温められて

いくのです。ところが焚くのを止めると、今度は逆の現象がはじまります。表面のお湯が冷めてくるとその水は重くなり下に下がってきます。そうなると今度は次から次へと冷却する対流が

始まります。

●物質が無くても熱が伝わる『輻射』

太陽から地球に伝わる熱は物質を介すことなく伝わってきます。これが輻射熱です。真冬の木枯らしの吹きすさぶ中での焚き火は何故温かいのでしょう?風は寒さしか伝えないのに顔や手

が温まるのです。でも背中は寒いですね。この様に熱には電磁波のような形で伝わるものがあります。

現在の多くの断熱材は、空気温度に対する防御しか行っていません。つまり伝導と対流を防ぐ為の断熱材となっています。これでは輻射熱は防げません。ある程度は外壁材や断熱材に

よって電磁波としての熱は反射されていますが、それでも室内には侵入してきます。それらをより反射させる為には【遮熱】は欠かせない要素ともなります。

遮熱とは?こちら

 

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何故、伝導と対流を防ぐ為の断熱材の数値しか検討しないの?

それは断熱性能(断熱材)を図る国の基準が主に熱伝導・熱抵抗にしか基準をおいていないからです。長期優良住宅をはじめとして、断熱等級が3だとか4だとか数字ばかりが巷でメーカー

の宣伝文句で使われていますが、断熱材の熱損失係数(C値:数値が少ない方が断熱性能が優れていてる)の性能だけをあげて、厚くする事が本当に良いのでしょうか?

私は冬場にダウンジャケットを着ますが、量販店で安価で買ったダウンは多少性能が落ちるからといって、何枚もダウンを重ね着する人などいませんよね?寒さから身を守る為に

発泡スチロール(発泡系断熱材)の服でも作りますか?。湿気(汗)をダウンに通したく無いからといってサランラップにでもくるまりますか?家も同じです。厚くすれば良いものではなく、

ウレタンなどの発泡系断熱材で隙間無く囲えば良いものでもありません。

良質なダウンなどは汗などの吸湿性も良いですよね。現在、長期優良住宅やフラット35などの申請を行うにあたって、断熱材+防湿フィルムの設置が義務になっています。

そうです。ダウンの下にサランラップに包まれろ!といっているのです。これは室内側に防湿層として防湿フィルムを張る・ベイパーバリアと言います。汗をかいても汗を外に出さなければ

ダウンジャケット(壁内)が汗で濡れる(結露)事はないだろ!と言っているのです。ダウンジャケットで想像しただけでもゾッとしますね。この造り方では夏場でも夏結露といった障害を簡単に

引き起こします。防湿フィルムによるベイパーバリアはさらに悪質な問題を色々と引き起こします。詳しくはまたの機会に…。

家も同様で、断熱性能だけでなく、複合的な性能が求められているのです。断熱性能だけでなく、水にも強く調湿性能が有るだけでなく防音性能まである。さらに断熱材があります。

しかも自然素材で…それが【羊毛系の断熱材】なのです。

 

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■優れた調湿性能

水にも強く、たとえ水没しても簡単に乾きます。他の断熱材には無い利点です。よって壁内部結露とは無縁です。同じく優れた調湿性能をもつ断熱材に新聞紙などを再生した木質繊維系断

熱材「セルロースファイバー」がありますが、水には弱く、数十年後、経年変化による材料の劣化などが原因で万が一、壁内に流水した場合、ファイバー自体が壁内で落下してしまい

使い物にならなくなってしまう短所がありあります。断熱材の室内側に防湿層を設けない構造方法(いわゆる防露認定)を省エネルギー対策等級で取得しているので、ベイパーバリアの

必要が無く、安心して長期優良住宅やフラット35の申請も行えます。

■長期優良住宅の次世代省エネ基準 等級4に対応しています

勿論、既存の法規定にも準拠しています。

■断熱・蓄熱性

夏は涼しく、冬は暖かいウールは繊維が縮れているために空気をたくさん蓄えることができます(畜熱性)。さらに、ウールは熱伝導率が優れており、繊維組織内にある空気が外部の空気の

進入を防ぎ優れた断熱効果を得られます。省エネ基準の家に比べて年間60%の暖房費を節約可能

■防音性

室外からの騒音、室外への音漏れを吸音ウールは防音性に優れ、室内の反響音や屋外の騒音を抑える働きがあります。2階や3階の床衝撃音を抑えるために床にウールブレスを使うとい

うのもよい方法です。一流ホテルのロビーが静かで話がしやすいのは、カーペットやカーテンにウールが使用されているからです。

■耐久性

耐久性抜群!三世代にわたって使えます。400年前にベルギーで生産されたウール製のタペストリーがいまだに京都の祇園祭で使用されている程、ウールは耐久性が高い素材です。

カビに強く、水中や空気中では腐らないといった特性が断熱材としての耐久性を高め、長きにわたって住まいへの安心と快適さをもたらします。

■難燃性

発火しにくく、延焼しにくいウールは発火しにくく、延焼しにくい繊維なのです。その性質を評価され、たとえば「ボーイング社」の飛行機の内装、新幹線のグリーン車のカーペットや座席。

一流ホテルではカーテンにもウールが使用されています。着火しても火源を取り除けば燃焼し続けることなく、短時間くすぶるだけで消える安全な繊維だからこそ!なのです。

そして、火災時の死亡要因のトップである、有害物質が発生する恐れもありません。

■空気浄化

一切の接着剤を使用せず、シックハウスの原因となる有害物質「ホルムアルデヒド」を含んでいません。逆にウールはホルムアルデヒドなどの化学物質を繊維内に吸着し、再放出しません。

まるで、天然素材の空気清浄機です。

 

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■なにより天然の自然素材

天然の羊毛を使用しているので虫がつかないの?と思いがちですが、食塩と同じ岩塩から抽出した防虫剤を使用しています。

少ない量で充分な防虫効果を発揮する非塩素系ホウ酸であり、人にも地球にもやさしい安全な防虫・防蟻剤(忌避剤)です。殺虫剤ではありません。非塩素系ホウ酸は無機質のため分解

される事がなく、高い防虫効果が半永久的に持続します。※このホウ酸は土台の防シロアリにも使われていますこちら

など色々な長所ばかり書きましたが短所は?あります!ロックウール・グラスウールと比べてしまうのは何ですが、コストが高いです…。グラスウールの数倍です!セルロースファイバー

よりは少し安価です。しかし、ワイズでは標準施工で【羊毛系の断熱材】を使用していますので理不尽な追加金額を頂く事はありませんのでご安心下さい。

なによりこの断熱材を一番体感しているのは現場で働く大工さんかもしれません。真冬でも窓を閉めれば温かいとTシャツで仕事をしています(笑)

 

◆ Y’sの家づくり【9】 木摺+漆喰の家  羊毛系断熱材

◆  Y’sの家づくり【8】 木摺+漆喰の家  木摺+漆喰②(高強度漆喰・瀬戸漆喰)

◆  Y’sの家づくり【8】 木摺+漆喰の家  木摺+漆喰①(高強度漆喰・瀬戸漆喰)

◆ Y’sの家づくり【7】 木摺+漆喰の家  遮熱外壁通気

◆ Y’sの家づくり【6】 木摺+漆喰の家  耐久性 ホウ酸

◆ Y’sの家づくり【5】 木摺+漆喰の家  耐震・制振ダンパー

◆ Y’sの家づくり【4】 木摺+漆喰の家  遮熱+二重野地(通気)

◆ Y’sの家づくり【3】 木摺+漆喰の家  上棟

◆ Y’sの家づくり【2】 木摺+漆喰の家  基礎

◆ Y’sの家づくり【1】 木摺+漆喰の家

 

湘南 ワイズは地域の建築を創造していきます

 

 


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